肩甲下筋


肩の内旋筋であり、肩関節の固定筋。

部位: 上肢帯の筋
起始: 肩甲下窩、肩甲下筋膜
停止: 上腕骨の小結節、小結節陵、肩関節包
神経: 腋窩神経(C5,C6)
作用: 腕を内旋させる。上腕を内側方に引き、内方に回す。
     上腕骨頭が関節窩から脱けて前方へ脱臼するのを防いでいる。肩甲下筋が肩関節の安定性に果たす役割は、特に肩関節が外転しているときに大きくなる。
備考: 重いもの、あるいは反復的な挙上でストレスを受ける。腕を頭上へ完全に持ち上げられないことは、肩甲下筋の短縮の兆候と考えられる。
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