ゆめとわの整体 参考書サイト

 以前にも情報発信したことですが、現在、細々と月2回のペースで整体の勉強会を行っています。
 私は整体の施術は「技術」だとかんがえていますし、私たちの仕事は職人の世界に分類されるモノではないかと思っています。ですから技術力が高まれば、自ずとそれに見合った結果がもたらされると考えています。
 私は「腰痛」を取り扱いますが、医学の世界では腰痛の代表的な病態として腰椎椎間板ヘルニアがあります。そして症状が悪化しますと整形外科的に手術を行ったりしますが、その成功確率=症状が解消される確率は○○%程度などと、確率を持ち出して手術を評価したりしています。
 これは職人(技術)の世界とは違った捉え方です。技術力があれば確実に成功しますし、失敗に終わったとするなら、それは技術力が乏しかったということだと私は考えています。
 私たちのからだには未知の部分がたくさんあります。ですから、一つや二つや、いくつも成功しても、どうしても克服できなくて失敗に終わってしまうこともあります。ですから究極的には、私はいつも技術力不足の状態であり、常に学び続けなければならない状況にあります。

 さて、現在勉強会に参加されている女性から、同業者のある本をいただきました。彼女は私の整体についてよく知っている人ですから、きっと私にも参考になるだろうと思われてくださったのだと思います。
 その本には私の好きな三木成夫先生の話題も登場しますので、興味深く読んでみました。そして「なるほど」と今後の課題にしたくなる新たなテーマも載っていました。
 ところが、思わず反発心が頭をもたげる内容もありました。
 詳細は省力しますが「私たちの骨格の歪み方には決まった法則性がある」といった主張をされているのですが、それが解せませんでした。
 私は長年の経験として、このような歪み方をしている人が多いのは知っています。しかし、反対に歪んでいる例外も少なからず知っています。ですから、「右利き、あるいは右側に重心を掛けている人はこのような歪み方をしている傾向がある」と、そして「もちろん例外もある」と記して欲しかったと、同じ技術者としては思ってしまいます。

 今の世の中は「○○を食べると痩せる」「○○は膝の痛みに効く」などと、興味をそそられる事柄に対して断定的に強く表現した方が受け入れられやすいのかもしれません。皆さんの視線が得られやすいのかもしれません。それは商売としては「是」とされるものだと思いますが、技術系を気取っている私は反発心をいだいてしまうのでした。

ゆめとわの整体に興味がある人へ

 ここからが今回の本題です。
 この新型コロナの自粛期間を利用して、私が行っていて、勉強会で説明している施術についてのサイトを作り始めました。
 私が行っている施術について興味があり、専門家を目指したいと考えている人を対象に作っていますので、専門用語が普通に出てきます。ですから、まったくの素人の人には解りづらいかもしれませんが、興味がありましたが是非ご覧になってください。

ゆめとわの整体 参考書サイト

 私は「理屈は必ず現象として現れる」と考えています。ですから、「理屈のための理屈」や「推論による確率」のようなものは除外しています。

  • 筋肉が痛むのは何故か?
  • 骨格の歪みとはどういう現象を指しているのか?
  • 何をもって骨格が歪んでいるというのか?

 まだまだ入門編しかありませんが、上記のようなことを説明しています。

 また、当初の話題に戻りますが、骨格を観察する技術力がしっかりしていれば、「私たちの骨格の歪み方は○○だ」と決して断定できないことがわかります。
 そして、そのような技術力を身につけたセラピストがたくさん増えることを期待しつつ、私の知っている知識と技術をオープンにしていきたいと考えています。

 日々現場で仕事をしながらですので、掲載の速度は遅いと思いますが、今後は施術の実践について記していこうと考えています。

 なお、筋肉の一般的な説明や、整体に関する一般的な知識等は他の書籍などを参考にしていただきたいと思っていますので、それらは抜け落ちています。