顔の骨格を整える‥顔の微刺激整体

顔や頭の骨は固定されているわけではありません‥容易に動くものです
 顔や頭の骨は硬く固定されているとイメージされている人がほとんどかもしれません。しかし、顔や頭にかぎらず全身の骨格はある一定の範囲でいつも躍動的に動いています。
 頭にそっと手をあてて呼吸を観察すると、息を吸ったとき頭部は拡がり、吐いたとき縮まることがわかると思います。呼吸に連動して頭の骨は動いています。
 顔や頭の骨格である頭蓋骨は一つの骨でできているのではありません。いくつかの骨が縫合と呼ばれる関節でつながり、組み合わされてできています。この縫合がゆるんだり収縮したりすることができるので、呼吸に合わせて頭部が拡がったり縮んだりできるのです。しかしまた、この縫合があるので頭蓋骨がゆがんでしまうことにもなります。
 そしていくつかある頭蓋骨のうち、何かの影響で一つの骨がゆがんでしまうと縫合でつながっている他の骨は影響を受けるので、ゆがみが頭蓋骨全体に拡がってしまいます。
 頭の後ろ側にある後頭骨は背中〜首の筋肉が直接付いていますので、首から下の影響を常に受けています。例えば足が疲れたりすると、それは後頭骨のゆがみの原因になります。手が疲れても同様です。
 耳のある側頭骨は首の前側の筋肉(胸鎖乳突筋)を経由して胸(鎖骨・胸骨)とつながっています。普段の姿勢や動作などで胸郭がねじれると、それは側頭骨に影響を与え頭蓋骨がゆがむ原因となります。
 頭の側面の骨(側頭骨・頭頂骨)や頬の骨(頬骨)やアゴの骨(下顎骨)は噛むときに使うそしゃく筋(咀嚼筋:咬筋・側頭筋)の影響を受けますので、片方の歯ばかり噛んでいると自ずと顔はゆがむことになります。噛んでいる側がシャープになります。鼻の頭も噛んでいる方に寄ります。

上顎骨・頬骨が下がると頬が下がり、鼻の下が長くなる。
 加齢とともに上顎骨・頬骨は下がりやすくなるようです。下まぶたのたるみなども上顎骨・頬骨の動揺と関係が深いと考えられます。上顎骨・頬骨を本来の位置に戻すと顔の感じがだいぶ変わるでしょう。

上顎骨が寄るとほうれい線が目立つ。鼻呼吸にも影響。
 口の中、舌で上アゴを探ったとき、中央のライン(凸)がしっかり確認できる人は上顎骨が中央に寄ってしまっている人です。骨が寄ってしまっている分、ほうれい線も目立つようになります。また上顎骨は鼻腔に影響しますので鼻からの息の取り入れに関係します。上顎骨を正しい位置に戻すと口の中は広くなり、鼻呼吸もしやすくなるでしょう。ほうれい線も目立たなくなるでしょう。

目が不調‥前頭骨・上顎骨・頬骨を調整します。
 目がおさまっている眼窩は前頭骨・頬骨・上顎骨によって形成されています。なんとなくまぶたの開閉に引っかかりがあるとか、どちらかの目がぼやけている感じがするなど、これら3つの骨を整えたり、脳の台座である蝶形骨や後頭骨を調整します。

耳の不調‥側頭骨や鼻骨を調整します。
 耳の高さが左右で違う。イヤホンをした時どちらかが抜けやすい、耳掃除の時どちらかがしにくいなど耳の穴の大きさや形が左右で違うみたいだ。こんな時は、耳の穴のある側頭骨が左右でずれていることが考えられます。
 耳はまた鼻とも耳管でつながっていますので、耳鳴りが気になるなどの場合、側頭骨と鼻骨を調整してみるのも一つの方法です。

眉間のたてジワ‥リキミが入っているということです。
 眉間のたてジワは、リラックスしているつもりでも実はリキミがあることの証です。どうして力んでしまうのでしょうか? 精神的なことが原因している場合もたくさんあると思いますが、整体的にとらえると、やはり頭蓋骨がゆがんでいるということになります。頭部は全身に命令を出す脳がおさまっているところですから“骨格がゆがんでいるので仕事が半分しかできません”というわけにはいきません。ゆがんでいても機能を維持しなければならないので自然とリキんでしまう、そう考えることもできます。現に頭蓋骨を整えると、眉間のたてジワは薄くなります。自然体になれるからではないでしょうか。そうして精神的にも開放感がでてくると整体師として嬉しいかぎりです。

眉の位置が左右で違う、目の大きさが違うなどは前頭骨の傾きを整える必要。
 眉は前頭骨にありますので左右の位置が違っているなどの場合は、前頭骨がずれていることを物語っています。前頭骨がずれていると目の大きさも左右で違うようになります。目尻のシワが左右で違うなどの場合も、前頭骨・頬骨などを整える必要があります。

アゴのズレ‥片噛みの癖‥そしゃく筋(側頭筋・咬筋)の調整と頭蓋骨の調整
 片方の歯ばかりで噛んでしまう“片噛み癖”の人はかなりいます。両方でちゃんと噛んでるいるという人でも、食べるときの頭の傾き具合で片噛み癖と同じようになってしまう人もいます。
 顔では噛んでいる方のそしゃく筋(側頭筋・咬筋)がこわばり、噛んでいない方のそしゃく筋はゆるんでしまいますので、噛んでいる方にアゴの骨も前頭骨・頭頂骨なども引き寄せられ、顔がゆがむことになります。噛んでいる方の頬はシャープになりますが、反対側はボワーンとしてしまいます。そして体も噛んでいる側にねじれます。

顔のむくみ‥小顔を目指す方はぜひ頭蓋骨を整えてみてください。
 顔にかぎらず骨格がゆがみ本来の位置よりずれていれば、それだけで血流やリンパの流れは悪くなります。細胞一つ一つへの血流やリンパの流れが悪くなれば老廃物や水分は停滞気味になります。ほとんどの人が、普段の顔にむくみを抱えているといってもよいでしょう。
 不思議に見える光景ですが、揉んだりマッサージしたりするわけでもないのに骨格を整えるとその瞬間から速やかに血流が活発化します。すると細胞がイキイキするのか、血色はよくなり、素肌もしまってハリと光沢がでてきます。スッキリとした顔に変わります。

顔に関するトラブルは何でも、一度ご相談下さい。
  Eメール info@yumetowa.com  TEL 0465-39-3827 (施療中の時は後ほど折り返しお電話します)

●カギを握る後頭骨

大切な蝶形骨‥脳の台座
 外側からはちょっとしか触れることができませんが、大切な脳の台座となる蝶形骨(ちょうけいこつ)があります。蝶形骨がずれるとやはり脳の機能は幾分低下すると考えるのが自然でしょう。“目は脳が外に飛び出したもの”という表現もありますが、蝶形骨を正しい位置に戻すと目の輝きが増し見え方にも変化がおこります。
 そしてこの蝶形骨は後頭骨と関節していますので、蝶形骨を整えるには後頭骨の在り方が大切です。

後頭骨‥頭蓋骨を整えるカギとなる骨
 頭蓋骨を観察するとき、一番先に確認する骨は後頭骨です。後頭骨は首の後ろ側の筋肉(伸筋群)と直接つながっていますので、骨盤だけでなく手や足を含め全身の影響を直接受ける骨です。ここに来られる人のほとんどは後頭骨が動揺(ズレ・がたつきなど)しています。
 また、後頭骨は呼吸の際、息を吸うときは下に動き吐くときに上に動きます。何らかの理由で、後頭骨が上に上がりっぱなしになってしまうと(自動で下に下げられないとき)、息を深く吸うことができなくなってしまいます。
 後頭骨が動揺すると、関節している側頭骨・頭頂骨・蝶形骨が動揺します。するとそれらと関節している頭蓋骨が動揺するという結果となりますので、頭蓋骨全体がゆがむことになります。
 
実際の施療
 顔や頭の骨(頭蓋)を整えるわけですが、実際に施療する場所は他の場所になるかもしれません。頭蓋のどこかに原因があってゆがみをつくっているのか、あるいは他のところに原因があって頭蓋をゆがませているのか、それによって施療するポイントが違ってきます。
 実際の施療では顔への刺激はもちろんのこと、その他のポイントへの施療も本当に微刺激です。手をそっと皮膚の上に添える程度の刺激です。ですから安心してご来店下さい。

整体の時間
 顔の他、肩こりや腰痛なども一緒に、ということであると60分ではおさまらないかもしれませんが、そうでなけば概ね40分程度の施療時間になります。初回はいろいろ検査をしますので60分コースをお選び下さい。

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