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ボキボキしない整体方法です

 整体、つまり体を整える技法には様々ありますが、ここでは力を使って骨を直接動かすようなことはしません。かといって、ただ筋肉を揉みほぐすだけのマッサージ的なものでもありません。
 私たちの体の基盤は頭蓋骨から足先までやはり骨格ですから、骨格を整えることがまず第一の考え方です。そして筋肉の状態、筋膜の状態、皮膚の状態を整え、体の機能と感覚が適切に行われるようになることが最終目標です。
骨や骨格は容易に動きます

 普通の人のイメージでは、骨格は固まっていて骨がずれてしまうとなかなか元に戻らないのではないかと思われているかもしれません。
 ところが骨は思いのほか簡単に動きます。それはまた、簡単にずれやすいということでもあります。おおまかに云えば、骨は筋肉によって支えられています。骨がずれてしまったということは、その骨に付着している筋肉の状態がおかしくなっているということと同じ意味を持ちます。ですから骨格を整えるためには、筋肉やじん帯や筋膜を整えることによって行うというのが順番として正しい方法だと考えています。
 一時的に何かの拍子で骨がずれてしまったのであれば、その骨を力を使って元に戻せばそれでOKですが、慢性的に骨がずれた状態は、そうなるように筋肉の力が働いている結果ですから、骨だけを動かしても筋肉やじん帯や筋膜を修正しなければ直ぐにずれた状態に戻ってしまうことでしょう。
安全な整体方法です

 ここでの施術において一時的に痛みを感じることがあります。それは強い肩こりのところを指圧すると痛みを感じる(痛気持ちいい)のと同じようなものです。
 私たちは日々たくさん手を使いますが、手にコリがある人がとても多くいます。そしてそのコリが原因で肩や股関節や膝などの関節が直接的におかしくなっている場合がたくさんあります。そしてその手のコリを弛めるために指で押しますが、それがはじめのうちは痛く感じます。そしてそれは足の指先も同様です。また、噛みしめる癖を持っている人もたくさんいます。その噛みしめや歯ぎしりによって噛む筋肉がこわばってしまっていますが、それを弛める時も痛みを感じるでしょう。しかし、これらの痛みはすべて「痛気持ちいい」に通じるものですから結果的に不快なものではありません。

 またコリ(こわばり)とは反対に筋肉や筋膜がゆるんでしまったままで力が入らない状態、張りがなくなってしまった状態があります。こうなってしまうと骨格を支えることが困難になり、また動作がうまくできなくなってしまいます。捻挫や打撲や寝ちがいやギックリ腰、肉離れなどで筋肉や筋膜、じん帯などが損傷したときにこうなりますが、この状態が何年も、あるいは何十年も残ったままになっていることもよくあります。こういう場合は、優しく思いを込めて丁寧に手当を行う必要があります。まさに“手当て”の方法です。まったく痛みを感じることはありません。この方法によって張りが戻ってきますと、骨格はしっかりし、動作も楽になり、からだが軽くなります。

 以上のように、ゆめとわの整体では力でもって骨に直接働きかけて動かす整体方法は行いませんので安心して施術を受けていただくことができます。

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