症状と整体
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かかとの痛み

 足の裏が痛んだり、歩くとかかとが痛むなどの症状があると、多くの人が足のどこかが悪いのではないかと考えるようです。
 もちろんそういう場合もありますが、特にケガをしたわけでもないのにこのような症状がでた場合は、手の方に原因があることが多いようです。
 足裏やかかとが痛む筋肉・筋膜はふくらはぎと連動しています。そして骨盤を経由して背中、首肩から腕、手指へと連動します。
 このような症状を抱えた人の話を聞きますと、手指を酷使しした後に痛みが発生したケースが多いです。例えばあるダンスの練習で、かかとで床を叩くことが痛くてできなくなった場合など、ご本人はかかとが傷ついてしまったのではないかと思い「足リフレをしてほしい」とやってきましたが、よくお話しを聞いてみますとカスタネットの練習を非常にたくさんした後に痛くなったとのことです。合谷というツボのある人差し指と親指の間の筋肉(背側骨間筋)が酷使されたことによりこわばり、その連動がかかとにまで及び、かかとが少しでも刺激を受けると痛くなるとか、夜床に入るとうずき出す、などの症状になったようです。
手の骨間筋のこわばりをとってあげることで、すみやかに症状はおさまりました。

 何故そうなのか? それはまだよく分かりませんが、膝も含めて足が痛いときには手に原因があったり、あるいは反対側の足に原因があったり、という場合が多いようです。

 足の裏でよくこわばり痛みを伴う筋肉は短趾屈筋といいます。足の反射区という角度でとらえますと、ここは腎臓の反射区にあたります。むくみがあってここが痛む場合は、あるいは腎臓が少し疲れているのかもしれません