症状と整体
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肩のこり・首のこり

 首や肩がガチガチに固まってしまった女性がよくが来られます。そして多くの場合、ガチガチになってしまっている筋肉は肩の筋肉ではなく、斜角筋という首から肋骨につながっている筋肉です。呼吸の際、肋骨を上げたり下げたりする働きと、首をしっかり支える働きをします。
 この斜角筋は左右それぞれ3本あるのですが、前斜角筋と中斜角筋の間に腕から手を支配する神経と血液を供給する動脈があります。斜角筋の内圧があまりに高くなりガチガチになってしまうと、この神経や血管を圧迫しますので、手がしびれる、痛むなどの症状を引き起こします。
 筋肉がガチガチになっているということは、内圧が高くなっているということで、筋肉の中に多量の血液や体液が停滞しているということです。温めたり運動することによって停滞している血液を流すことが必要ですが、肩こりの強くなってしまった状態では、それだけでは難しい、というのが実情でしょう。
 ここでは、ていねいにそのガチガチになってしまった筋肉を揉みほぐします。後頭骨と首の際からで斜角筋が肋骨に付着しているところまで手を入れてほぐしていきたいと考えています。最初はガードのようなものがあってすんなり斜角筋そのものに触れることもできませんが、粘り強く揉みほぐすことによって斜角筋に柔らかくなってもらいたい、そう思っています。

 肩や首のこりには原因がさまざまです。肉体的なことばかりでなく、性格や加齢によるもの、あるいは精神的な要因による影響も受けるようです。今ほぐしたばかりでも、何かのストレスに出会うと一瞬にして肩こりになってしまうということもありましょう。
「芯までほぐしてあげたい」そういう思いで粘り強く対処しています。