症状と整体
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症状を改善するのは、あなたの血液です

 ここで行われる整体は、法律的に医療行為ではありませんので、「治療」「治癒」という言葉とは直接的に結びつきません。
 いわゆる「病気」ではないけど、「身体の調子がおかしい」ということはしばしばあります。そんなとき休息をとる、運動をしてみる、筋肉をマッサージしてみる、などなど体調を整えるための方法はいくつかありますが、その中のひとつに「整体」があります。
 整体とは、読んで字のごとく、「体を整えること」ですが、具体的には筋肉(骨格筋)や骨格を調整して、主として体の外側(内側は内臓など)を整えることです。
 ところで、頭痛や腰痛などにかぎらず、体が患うさまざまな病気や症状を治癒させるのは具体的に何でしょうか? 湿布剤や塗り薬、あるいは注射や点滴、飲み薬などの薬剤でしょうか? よく考えると、それは“自分の持つ血液”というのが正しい答えではないでしょうか。いくら有効な薬効成分を投与したからといって、その成分を運ぶのは血液の仕事です。その患部に血液が十分に巡らなければ、その有効成分は役に立ちません。ここに整体の役割があります。
 私が日々感じていることは、“私たちの体は非常に微妙にできている”ということです。例えば、手をたくさん使う作業やスポーツなどをたくさんすると、腕と手の筋肉が疲れてゆるんでしまい、手首の関節がグラグラとあまくなってしまいます。するとそれだけで腕から肩にかけての血流は悪くなり、肩こりや頭痛などの症状を誘発すると考えられます。手首の関節を正位に戻すだけで、速やかにドクンドクンと十分な血流が始まります。
 それまでおかしかったところも血液が十分に行きわたるようになれば、自ずと症状が改善されていきます。そうなるように体を整えるのが整体の役割です。あくまでも症状を改善させ治癒する主役はご自分の血液です。
 ここでは、そういった視点でさまざまな症状とそれに対するアプローチについてご説明します。理論としてではなく、経験からの説明です。