症状と整体
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頭痛・偏頭痛・頭重

 多くの人が肩こりが原因で血流が途絶え頭痛になってしまったと思っているようです。
 しかし、頭痛にしても偏頭痛にしても多くの場合、筋膜や筋肉の緊張によって頭などが締めつけられて起こっているのではないかと思います(少なくともここに来られた人のほとんどはそうです)。
 筋肉や筋膜が緊張しているということは、それらがパンパンになって硬くなっているというよりも、縮もうとして引っ張っている、とイメージしていただくのがよいと思います。
 どうして縮もうとしているのでしょうか。それは、関節において骨と骨の隙間が本来より広くなってしまい、それがたとえ0.5oという些細なものであったとしても、その筋肉の正常な長さよりも引き伸ばされてしまっているからです。
 どこが大元の原因か? ということは一概に云えませんが、手首から先の手指のどれかが原因であるか、あるいは遠く足のかかと付近が原因であるかもしれません。
 筋肉が縮もうとしている状態を"こわばり”と私たちは呼んでいますが、筋肉のこわばりは連動しますので、手指のどこかの筋肉や筋膜にこわばりがあると、それは腕、肩、首筋と連動して頭皮(帽状腱膜)のこわばりへとつながります。あるいは、歩きすぎたとか、足をくじいたとか、捻挫が治りきっていないだとかで、足のどこかにこわばりがあれば、足からお尻、腰、背中、首筋といった連動によってやはり頭皮のどこかにこわばりが発生します。そしてそれが頭痛や頭重の原因となります。
 これらの場合は、こわばりをおこしているはじめの原因に対処しなければなりません。そうでなければ一時的に良くなったとしても、数日後、あるいは数時間後には「症状が戻ってしまった」ということになってしまいます。
 経験的に言いますと、突き指をしたまま放っておいたなどの昔の古傷や日々の生活習慣における癖などによって手首、足首の関節が正位でないためにこわばりが発生していることが多く見受けられます。そしてそこが整体として神経を使って対処するところとなります。

 もう一つ、こめかみが痛くなることがありますが、そこには側頭筋という咀嚼筋(そしゃくきん)があります。知らず知らずのうちに噛みしめてしまうような癖があると、側頭筋はこわばってしまい、こめかみの痛みになると考えられます。
 この場合は、直接側頭筋など咀嚼筋に働きかけますが、何よりも噛みしめる癖を直していただかない限り再発は防止できません。

 その他にも肩こりが強すぎたり、首が捻れていて頭に行く血流(椎骨動脈)が十分ではないために「頭がスッキリしない」となってしまうこともあります。首・肩の揉みほぐしと整体も併行して行います。