頭の回転と集中力

 「頭蓋骨をちゃんと整えると頭の回転が良くなりますよ」と言いますと、ほとんどの人が信じてくれません。ところが簡単なテストですが、それをするとわかっていただけます。また、集中力が持続しないという場合も、頭蓋骨を整えることで改善する可能性があると思います。
 実際の仕組みについての科学的根拠は知りませんが、“頭の回転の速さ”は脳の神経伝達速度と関係すると思います。そしてそれは脳内の血流とも関係するはずです。
 脳は頭蓋骨の中に納まっていますが、それ自身の骨格構造は持っていません。そしてほとんどが水分でできています。(脳の水分量は85%で、血液の80%よりも多い)頭蓋骨の内部では硬くて丈夫な硬膜に覆われ、蝶形骨を台座にして篩骨や後頭骨に乗っかり安定性を保っています。
 そしてこの蝶形骨の在り方が、頭の回転や集中力と関係が深いのではないかと私は考えています。

 蝶形骨はこめかみのところで触れることができますが、多くの人がこの骨にずれを持っています。そしてこの骨の位置を修正するためには後頭骨と側頭骨を整えることがポイントになります。
 実際、蝶形骨が歪んでいる状態で、目を閉じて頭の中で九九を暗算してもらい、答えが頭に浮かんでくる速さと、蝶形骨を整えた後で同じことをしてもらい答えが頭に浮かんでくる速さを比べていただきますと、とても速くなっていることを実感していただけます。「3X3(サザン)が、」と言い終えないうちに答えが浮かんでくる感じになると思います。また、「頭には浮かんでいるんだけどなかなか言葉にできない」とか「聞かれてもすぐに応えられなくてトロイ」という状態もかなり改善すると思います。
 脳内の血流が活発になりますので、集中力も持続するのでは内でしょうか。
 ご自分がなんとなく他人に比べて頭の回転が鈍いと思われている方は、是非一度頭蓋骨を丁寧に整えてみることをおすすめします。